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結果にたどり着かない2つの行動パターン。石橋は叩いて渡る?

先に行動と結果について言うと、アクションactionとリアクションreactionは誰しもついてくる。

ずっと寝ててもパチンコしてても、結果はある。

本稿における行動と結果とは、思うような行動、目標とする結果。

たいした結果を出していない自分としては、結果に辿りつかなかった過去の行動パターンを振り返りながらまとめる。

一行紹介

各界の第一人者1000人以上とのインタビューを通して、自分の行動力が控えめだと感じたインタビュアー。

いきなり結論。

頭の良し悪し関係なく「行動するかしないか」それだけでした。

頭があることに越したことはないけれど、あっても行動できない人がいる。反対に頭良くなくても行動で結果を残す人もいる。

いや、もっというならば、なまじ頭がある(ほとんどの人)おかげで、人間は行動を制限してしまう。リスク回避という本能的なリミッターが働く。《石橋たたいて渡らない》

でも、それを知ったうえで、リミッターを意識的に解除すれば、最強になる。《石橋叩いて渡る》

行動しろとは、古今東西いろんな人が言っている。

でもできない。なぜか?

自分の過去の行動を振り返ると、以下の二つの当たり前だと思っていた行動が邪魔をしていた。

・比較検討する

どのプログラミングスクールが良いか、どの教室が良いか。

比較検討している間に機会を逸してしまう。頭の中にあるだけの数多の最善策より、ひとつの実績。

・人の意見を聞く

誰もやっていない行動を自分がとろうとする時、不安で後ろ盾が欲しい時に。

だいたい、この二つが「迷い」を産み出し、スタートダッシュの邪魔をしている。

損失回避のための当たり前の行動が、徐々に意欲を削いでいく。逆に、それでも残ってることが本当にしたいことなのかもしれないけれど。

ただ、なんでも興味だけで動けはしない。やりたいことのためにやらなければいけないことだってある。それを完遂するためには、この二つをやりすぎないこと。

とはいえ、「考える芦」なのが人間なので、0秒で思考して即行動!みたいなのは、ゴミを撒き散らして、周りが迷惑被るので感心はしていない。けれど、そういう人たちが結果を残すのもひとつの事実。

カリスマ経営者〜とか、神様のように崇める風潮を目にするたびに、神の名の下に散っていった多くの無名労働者の姿が浮かびます。

この世は化学反応なので、ムダも必要悪なのだけれど、やっぱり最強なのは頭持って、意識的にリミッターを解除できるパターン。

昔、インタビューで聞いたことがある。死の間際、8割の人が後悔。それはやった後悔よりやらない後悔だと言う。

確かに、やらなくてもよい苦労や努力、これらは見極めるべき。だから、《石橋を叩いて渡る》がオーソドックスなものとして格言に残ったんだな、きっと。

そして行動は自分にカスタマイズしていく必要がある。叩くか、叩かないかではなく、叩く度合いを決める。

そして行動の後には、試行錯誤が必要。この試行錯誤を楽しめるかどうか。

情報処理も同じ。

善か悪か、自国と他国、自分と他人、白か黒か。単純な二元論ほど危ないものはない。目からウロコも危ない。リバウンドでアホすぎる行動に突っ走ることもある。

だから時に動かないこと、これも選択肢の一つ。《石橋叩かない、渡らない》

自分の人生は、誰も責任とってくれないから。

先人の教え、格言とことわざ

思い立ったが吉日

物事を始めるのに1番良いのは、思い立ったその日。吉日とは物事を始めるのに縁起の良い日ということになりますが、そんなものはいつかの先にあるのではなく、今、その日なんだという、モチベーションの低下をよく表した格言。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。