唯一無二の仕事を切り拓く12人の物語、発売中

「あの時こうしていれば」の世界線の回収をしよう

未来を考えての行動は、なかなか難しい。

金言や諫言が響くのは、いつも後だ。

往々にして

後悔先に立たず。

「あの時こうしていれば」

ならばいっそ、それを今すぐやって

後悔今に立たせてみる。

もし、こうなっていたらの世界線(おそらく美化されているのだろうけれど)を回収していくイメージ。

それには「10歳若く生きる」のがちょうどいい。

28歳で、目前に迫る30代にオロオロして十代のころの不勉強を嘆いているのであれば、18になったつもりで猛勉強すればいい。

38歳で、28歳の時に嘆いてなにもしなかった自分を悔いるなら、今28歳になって何か新しいことを始めてみればいい。

とある資産家で90歳になる老人が、「もし今70歳に戻れるのなら今あるもの全部くれてやる」といったエピソードを耳にしたことがある。

100歳目前でも、還暦手前でも同じ。

いつの年代でも10年振り返れば、若者。

ちょっとチートして、10年前にタイムスリップして「若者」になり、世界線を回収し、今ある自分の地図を広げてみる。

現実として体力の衰えはあるだろうし、本当にその年代でしかできない経験(旅や留学など)は、たしかに存在するだろう。

ただ昔と違って寿命が伸びたのなら、各年代における役割や印象も変化しているはず。

体力の衰えは、10年くらいなら筋トレでカバーできる。

アンチエイジングで「終わり」までのカウントダウンをジタバタして迎えるのではない。

気持ちごとタイムスリップさせ、年齢を理由にすることなく、やりたかった事を実現させる。

それが、「10歳若く生きる」ということ。

その進化形が、「いくつなのか忘れてた」だろう。

まあそうは言っても、多かれ少なかれ、人は後悔を抱えながら生きていくのだろうけれど。

タイムマシンに入れる日付は?(インタビュアーの質問箱)