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会社の魅力が伝わる代表・社長挨拶(あいさつ)文の作成方法【編集者・インタビュアーが解説】

これで書ける!社長・代表挨拶(あいさつ)は、会社のインタビュー記事

企業のコーポレートサイト、会社のホームページ。社長・代表挨拶(あいさつ)文は、どんな会社か判断される際に必ず目を通されるコンテンツです。

創業のきっかけから、会社の現在地、目指す将来の展望まで、社長・代表挨拶(あいさつ)は、会社版伝記のような凝縮されたインタビュー記事とも言えます。

誤字脱字は言わずもがな、コピペのような文章、事業と関係のない時事ニュースをなんとなく織り交ぜたもの、人となりが現れたもの、判を押したようなもの。署名は、手書きかそうでないか。周辺情報にはどんなものがあるか、もしくはないのか。

  • あぁ、この会社は社内に誰も意見を言える人がいないんだな。
  • 従業員への言葉が皆無だな。これは就職後大変だな。
  • 想いはわかるんだけど、それ事業活動と関係ないよなぁ
  • いい会社だなぁ(お、これは優秀なライターがいるな=公共発信に価値を感じているな)。

などなど、

「社長・代表挨拶(あいさつ)」から読み取れる情報は、意外と多いものです。

一方、書き手にとってはなかなか大変な作業です。

特に大企業のように社内に専門の広報チームがいない中小企業の場合は、なおさらです。

社長自身が書くのか、口述筆記してもらうのか。何を、どんな順番で書くか。どうすれば読み手に伝わる文章になるのか。

経営理念、事業や従業員、取引先への想いを適切な形で表現するにはどうしたら良いのでしょうか。

サイト作成時、リニューアル時には必ずこの問題と直面します。

この記事では、1000人以上の人物インタビューを手掛け、人生の機微を一緒に思い出し、まとめてきた編集者・インタビュアーの私が、会社版伝記とも言える「代表・社長挨拶(あいさつ)文」作成のコツを、お伝えします。

沖中幸太郎のインタビュー記事はこちら

「かまえ」と「よろい」を取っ払い
「そもそも」を箇条書きしてみる

「一緒に思い出す」をモットーにした人物インタビューにおいても、まずはリラックスしてもらうことを大切にしています。
「構え」たままでは、どこかよそ行きの、当たり障りのない言葉になってしまいがちです。

社長メッセージを作成する場合も、まずは「公共へ発信するんだ」という意気込み=「構え」を、取っ払うこと。
次に、自分が代表である、社長であるという意識「鎧」も一旦忘れてみる。

そうして身軽になってみて、はじめて原理原則「そもそも」に向き合ってみます。

「そもそも」なぜ会社を作ろうと思ったのか。
「そもそも」自分はどういう人間だったか
「そもそも」何が喜びで、何を楽しいと思うのか
「そもそも」何が悲しみで、何を苦しいと感じるのか

最初は、文章にしようと考えなくてもいいんです。使える使えないも、この時点では考えなくてもいいでしょう。

身軽に、まずは自分自身の「そもそも」に向き合って、それから、ようやく「仕事」について書きだします。

大切にしていること、譲れないこと、働く仲間社員のこと。

ここまで箇条書きしたものを、その中から「思い」「社会に対する姿勢」など、トピックごとにグルーピングします。

そして、ここでもういちど振り返ります。

なんのために「社長・代表挨拶(あいさつ)」を発信するのか。

会社は、公共財を使わせてもらう以上、社会の協力あってのもの。「こういう会社なので、皆さんどうぞよろしくお願いします」と、そういう社会に対するメッセージが一般的な型です。

もちろん、あくまで、「型」なので、それを守るか、それすらも壊していくか。それも会社のメッセージです。

それでもやっぱり書けない場合は……

どうしてもかけない、なかなか進まない。質問してくれたほうが思考がはかどる。その場合は、周りの人にインタビューしてもらうのも手でしょう。

意外と、事業のことを知らない人の方がしゃべりやすかったりする場合もあります。

ただ、社内の身内だとどうしても「構え」てしまうこともあるかと思います。そんな時は、プロによるインタビューを検討してみてはいかがでしょう。

また、社長メッセージだけではなく

自社の製品やサービスの根本的価値、現場の声を届けたい

こんなご相談にもお応えしています。

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