映画『グッドフェローズ』とは
1990年公開の映画『グッドフェローズ』。1955年から1980年にかけてニューヨーク・マフィア界で生きた、ヘンリー・ヒルという実在の男を題材とした作品で、『ギャングオブニューヨーク』『アイリッシュマン』などを手がけたマーティン・スコセッシ監督による、お得意の犯罪伝記映画。
主人公ヘンリー・ヒルを演じるのは、本作が映画デビュー作となったレイ・リオッタ。
ロバート・デ・ニーロが主人公の犯罪一味のジミー・コンウェイ、ジョー・ペシがもう一人の一味、
トミー・デヴィートを演じ、彼らの友情と、組織で渦巻く裏切り、裏社会での処世術を描いています。
ちなみにグッドフェローズ(原題goodfellas)とは、「気の置けない仲間」という意味で、ことマフィアにおいては「同じ組織に属する者」という隠語として使われていました。
『グッドフェローズ』な男たちが腕を振るう!贅を尽くしたムショ飯
映画『グッドフェローズ』に登場する「映画の食卓」は、刑務所に収監された男たちが腕を振るう、ステーキに海鮮、ワインや特製ミートボールなど、どんな娑婆のレストランにも引けを取らない(むしろシャバ以上?)な高級ムショ飯。
ムショの飯は「臭い飯」なんて言われますよね。アメリカなんかだと、カフェテリア形式でプレートにベチャっ!と盛り付けられるシーンを目にすることも多いですが(で、量が少ないだの列を割り込んだので乱闘騒ぎになる)、看守を買収して好き勝手に振る舞う彼らには無縁のようです。
映画『グッドフェローズ』の食卓に登場する料理
ソーズを焦がさないように煮込んだミートボールパスタ
ミディアムレアのステーキ
氷漬けにされたロブスター
ヘイデン
この映画を見た人なら「ニンニクをカミソリで薄くスライス」したくなるでしょう。