ムダについて考える質問
考え事をするのにベストな時間と場所は?
What are the best times and places to think?
什么时间和空间最适合思考?
インタビュアーの答え
三上(馬上、枕上、厠上)とは、文章を練るのに最も適した場所を表した言葉です/欧陽脩「帰田録」より。
馬上は文字通り馬の上、つまり移動している間のこと。現代であれば、さまざまな乗り物に置き換えられます。枕上も読んで字のごとく、寝床につく時。そして厠の上は、便所で用を足そうとする時、というわけです。
いずれも、考えよう!と思い立ってするものではなく、またそれ専用の空間でもありません。
ひらめきは、ある一定の集中状態の中で、起きている時間、あるいは今までのインプットから、脳内でミクスチャーされて出てくるもの。(AIがアイディアを生み出せるって言われてるのも納得。自分たちはこの宇宙の気づくことのない制限下にある自由=組み合わせを最大限楽しむだけ)。
そのためにも、脳と活動形態は常にファジー柔軟でありたいと思います。そしてムダをたくさん摂取する。
ムダというのは、現在のタイムライン上では判断する能力がないもの、と言うことができます。ムダかどうかなんてほんとはその時点で分からないんですよ。むしろ大事なのはムダをムダにしないこと。
脳みそに溜まった老廃物は、睡眠時に脳髄液で洗い流されるといいます。ジョギングで走った後も物理的に脳髄液が撹拌された状態になるので頭がスッキリした状態となります。
あまり良いことではありませんが、何かアイディアが思い浮かぶと、起きてすぐにメモできるよう、ケイタイは手の届く範囲に置いてしまいます。