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三好康之さん(株式会社エムズネット代表取締役)「マルチタスクで生きる」インタビュー

「マルチタスク時代」の努力の仕方・時間の使い方 

三好康之氏: 実は、勉強は努力に正比例して伸びていくので、すごく簡単なんです。仕事も、やればやるだけ伸びていきます。やっぱり、一番難しいのは恋愛じゃないでしょうか。恋愛はいくらお金を突っ込んでも、時間を突っ込んでも成果からどんどん離れていくこともある。こっぴどく振られたり、金を貢がされたりもします。仕事面では絶対に鬱にならない自信のある僕も、高校の時に、3年間つき合って結婚しようとしていた人に振られて、1年ぐらいは鬱状態になりました。恋愛面で思い通りいかないと、そうなってしまう自信はあります。それに、恋愛にはやっぱりお金がかかる。今の嫁さんにも、口説いているときに400500万は突っ込んだかな(笑)。 

――その部分、もっと聞かせてください(笑)。

三好康之氏: そうですね。口説いているときは、毎日バラの花束を抱えて、車で送り迎えしていたんですよ。同じ会社だったんで、朝迎えにいって会社の前で降ろして。帰る時も迎えに行って。そんなことをしていても、半年間で56回ぐらい振られましたね。うちの嫁もおもろいやつなんですけど、花束をずっと渡していたら1週間ぐらいで「もうやめて」と。 

やっぱり(愛情が)重たかったのかなと思ったら、そうじゃなく「現金がいい」って(笑)。そのうち、食事も「こんな高いところ行かんでいいから」って言い出すんですよ。なぜかなって思ったら、「もっと安いところに行って、浮いた分を現金で」って。最終的には「プレゼントもいらん。お金をくれたら自分で買いに行くから。あなたの趣味は合わないから」とかまで言われました。

ただ、そういったネタが面白かったので、親とか友達におもしろおかしくしゃべっていたら「それはアカン、だまされてるだけや」って本気で心配されちゃいました。最終的には付き合えたのでよかったですが、その付き合ったきかっけも最後は喧嘩腰でしたからね。変わっていたんでしょう、お互いに。知り合って半年後ぐらいに、一緒に淡路島に旅行に行った時ですね。

些細なことでケンカになって、「どうすんねん。うちの親も心配してる、友達にもだまされてるんちゃうかって思われてんで」って僕が詰め寄ったら、「そんなんいったってあんたが勝手にお金使ってるだけやん」と言い返されて、最後は、僕が「もうつき合わなあかんやろ!」って怒鳴ったら、「わかった、それやったらつき合ったるわ」って捨てぜりふを吐かれました(笑)。

そこから結婚するんですから、人生わからないもんですね。昔から、こんな経験ばかりしているから、恋愛が一番難しいと思っています。いくら努力しても答えが出ないし、努力しすぎたらストーカーになったりもします。だから、努力してはいけないという努力をしないといけなくなる。そう考えると、仕事って簡単ですよね。努力に正比例するんですから。 

——努力の仕方、時間の使い方も変化していく。

三好康之氏: これからの時代は、マルチタスクで動けるようにならないと時間が足りないと思います。勉強でも仕事でも、昔は集中する能力が求められていましたが、変化の速い今はそれだと時間が足りなくなる。そうじゃなく、あえてひとつのことに集中せずに同じ時間に複数のことをこなす「マルチタスク的」な行動が必要だと思いますね。それができれば、時間が2倍、3倍に使えるわけですから、生き方も楽になると思います。 

例えば、子どもと一緒にテレビを見て、遊んだりしながら、横で仕事をしたりするとか、勉強しながら仕事をするとか。デートしながら仕事の段取りを考えるとか。僕はそうしています。僕が会社を辞めた理由のひとつも、テレビを見ながら仕事ができないことだったんですから。テレビって垂れ流しができるから、情報収集しながら他のことをこなせる。便利なんですね。今では、仕事しながら、テレビを2画面つけています。1個ニュースで、もう1個ドラマなんかを流していますね。

それ以外にも、川西から東京に移動する67時間の間でも、23つの構想とか企画を頭の中で組み立てたり、勉強も何かのついでに合わせてしているんです。集中するんじゃなく。勉強なんかだと、自分自身に意識だけ植え付けておいたら、勝手に頭が考えてしまいますからね。特に参考書等のツールを使わなくても、覚えた内容を思い出すという勉強法なら、頭だけでどこででもできますから。そんな風に、マルチタスクで時間を23倍に使うことっていうのを考えていけば、案外、生きやすい世の中だと思いますよ。

今世の中に物はあふれているし、情報もたくさんあって、それをマイナスにとらえちゃうと重たいけど、全部楽しんだらいいなというような発想にも通じますし。特に、考える仕事が増えると、仕事をしながら勉強したり、あるいは遊びながらでも仕事ができたりするようになりますしね。

クールジャパン(日本独自の文化が海外で評価を受けている現象など)が話題になっていますが、今日本に残された道はソフトしかないと思いますよ。供給過多で、物が売れる時代でもなくなってきたので製造業には厳しいでしょうね。(漫才師の)中川家の漫才で、冷蔵庫の製造ラインのバイト時代のネタがあるんですがご存知ですか?中川家の二人が冷蔵庫の生産工場で働いていた時、毎日、来る日も来る日も、生産途中の冷蔵庫が目の前に流れてくるんですね。1500個ぐらいかな、ベルトコンベアでバーっと流れてくる。そんな単純作業に、剛のほうが切れたんです。「こんなに誰が買うねん!」て(笑)。

結局、そうなんですよね。冷蔵庫にしても車にしても、そんな大量に誰が買うのかっていうこと。しかも、最近だったら品質がいいので長持ちするからいらないですもんね。もう“形あるもの”はそんなにいらないと思いますよ。それよりも、これからはクールジャパン、ソフトしかない。

個々の強みを発信していく新しい形「ITのプロ46

――「働き方」そのものも問われる時代に。

三好康之氏: 終身雇用、安定雇用ができなくなってくると思うので、プロジェクトごとに人を集めるという体制を組むことが必要でしょうね。今の時代、旧来の“会社”という組織形態のまま運営していくのは厳しいでしょうね。リスクがありすぎる。かといってそんなに魅力もない。 

僕は完全に保守主義なので、今の社会状況とか経済状況を考えると、絶対に“会社”という組織を大きくしようとは思いません。会社としては、1人でのんびりと、フラフラとしています(笑)。

ただ、一人よりも二人、二人よりも十人というメリットは欲しいですね。人数が多ければ、大きな仕事ができるから。発言力も強くなるし。だから、会社の枠を超えて、案件単位に複数企業でコラボレーションするプロジェクト制がベストだと思います。

個人としては、ゼネラリストを目指すべきだと思います。そもそも経営者はゼネラリストでないと務まりませんから。ただし、スペシャリストの雇用をきちんと守ってあげてほしいです。スペシャリストはこけたら全て終わるのでリスクが大きいですからね。今のゼネラリストというのは、スペシャリストを倒そうとしているんですが、それでは絶対に進化しません。専門分野の11個に関しては負けを認めないと、絶対にダメです。スペシャリストといい関係を築いていかないと、最後は自分に跳ね返ってきます。

2013年から、既存の組織の枠を超えた執筆や研修のグループを立ち上げています。名称は、大好きな乃木坂46にちなんで、ITのプロ46」というのにしました。今現在、50人弱のメンバがいます。そして、そのグループで後継者を育て、今の自分の仕事を引き継いでいきます。具体的には、今書いている本を、すこしずつ共著にして、自分の仕事を引き継いでいく予定です。本を出していると固定ファンがついてうれしいんですけど、離れられないんですよね。僕は縛られたくないので、自由に、違うところに行きたいと考え出したのがきっかけです。

僕の受講生で、ノウハウを引き継いでくれる人が見つかってきたのも理由の一つです。課題は、法律上規制のある組織になっていないところを、どう組織化していくかということを考えていくところでしょうか。活動そのものは、ネットとSNSを中心に、我々の最も強い分野であるITを最大限に活用しています。

そういう意味では、良い時代になりました。2013年の夏には、電子出版の出版社を立ち上げる予定です。出版社と編集者に依存しなくてもいい時代が、もう来ているんでね。自分の出していない試験区分に対して、電子書籍で全部ラインナップして、僕のサイトで販売していく予定です。電子書籍の携帯性にはニーズがありますからね。電子書籍で出して、価格設定も本よりも上にしようと思っています。それと、ネットで放送局も立ち上げてオンサイトで講義をしていきます。

業界に限っていけば僕のサイトは集客力がありますからね。出版社とどのように共存共栄していくかはこれから話し合いますが、話し合う土俵に武器がないといけないので、先にモノを作ろうと思っているんです。 ITエンジニアはいわゆる3Kで、鬱病の発症率が、ほかの業種に比べて5倍というデータが出ていて、実際僕もそういう世界を見てきています。

ただ、そんな世界でも楽しく働いている人がいる。その人たちに共通しているのは、資格制度なんかを上手に利用して勉強し続けている人たちです。勉強をやめた段階で知識が劣化するので怖い時代ではあるんですけど、勉強し続けている人っていうのは、結構自由に、幸せに暮らしているので、そういうような人たちを増やしたいですね。

最後になりますが、今の時代は個人のゲリラ戦が有効な時代だと思います。ネットを使えば出版や放送なんかも個人でできる時代なんですから。ITを駆使して個人で戦っていける時代の先駆者になりたい。そんな風に考えています。

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