未来を考えての行動は、なかなか難しい。
金言や諫言が響くのは、いつも後だ。
往々にして
後悔先に立たず。
「あの時こうしていれば」
ならばいっそ、それを今すぐやって
後悔今に立たせてみる。
もし、こうなっていたらの世界線(おそらく美化されているのだろうけれど)を回収していくイメージ。
それには「10歳若く生きる」のがちょうどいい。
今28歳で、目前に迫る30代にオロオロして十代のころの不勉強を嘆いているのであれば、18になったつもりで猛勉強すればいい。
今38歳で、28歳の時に嘆いてなにもしなかった自分を悔いるなら、今28歳になって何か新しいことを始めてみればいい。
とある資産家で90歳になる老人が、「もし今70歳に戻れるのなら今あるもの全部くれてやる」といったエピソードを耳にしたことがある。
100歳目前でも、還暦手前でも同じ。
いつの年代でも10年振り返れば、若者。
ちょっとチートして、10年前にタイムスリップして「若者」になり、世界線を回収し、今ある自分の地図を広げてみる。
現実として体力の衰えはあるだろうし、本当にその年代でしかできない経験(旅や留学など)は、たしかに存在するだろう。
ただ昔と違って寿命が伸びたのなら、各年代における役割や印象も変化しているはず。
体力の衰えは、10年くらいなら筋トレでカバーできる。
アンチエイジングで「終わり」までのカウントダウンをジタバタして迎えるのではない。
気持ちごとタイムスリップさせ、年齢を理由にすることなく、やりたかった事を実現させる。
それが、「10歳若く生きる」ということ。
その進化形が、「いくつなのか忘れてた」だろう。
まあそうは言っても、多かれ少なかれ、人は後悔を抱えながら生きていくのだろうけれど。