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挨拶代わりに名刺を「配る」のをやめた理由と、起きる変化

「はじめまして、ワタクシこういうものです」

日本のビジネスシーンでは、大抵「最初に」名刺交換からスタートする。

「自分が何者であるか」「名刺交換マナーを習得した機会があるかどうか」を事前に示す習慣。

でも、これがもう必要ないんじゃないかと思っている。名刺を渡す習慣も今後変わってくるんじゃないかな。

すでに渡すのをやめている人にとっては、「何を今さら」な当たり前の話なんだけども。

自分も、名刺を、挨拶代わりに自動的に渡す習慣をやめました。

そもそも名刺は何のために配るのかなと考えた時、

自己紹介のため? ⇒話でできる(あとで見返されることはあまりない)

人脈・パイプづくり?⇒渡したという事実で人脈はできない。そういうのは人脈というより不整脈。

自分が何者かについて一定の担保を持たせるため?⇒会話の最後でいい。「次」があるなら繋がれる。

名刺を持つのをやめるわけではない。(メディアパスや会場入り口の受付のためにも必要)。

ただ、挨拶代わりに名刺を渡すのをやめると、

それだけで、会話もずっと楽になる。

「とりあえず名刺を渡してから会話」は、そこに書かれた情報について話題を探すことになるが、相手との“共通項”を見つけ出すのは疲れるし、“違い”を見つけ出すほど、まだ興味もなかったりする。

名刺片手におしゃべりするのは、PCでカチャカチャやりながらインタビューするのと同じくらい「その場」にいないことで、今に集中できていない状態で、なんだか居心地がよくない。

名刺を渡さないメリット

その場にいて、「今」に集中できる。純粋に会話を楽しめる。

名刺を渡さないデメリット

常識のない奴と思われる。それでもいいなら問題ナシ。